読書の泉

読んだ本について感想や意見などを書き込んでいきます。

『氷菓』について語る

 どうも! 乱読家の「小魚(こざかな)」です!

 記念すべき1冊目に語っていく本は、米澤穂信先生が出したシリーズ小説『氷菓』についてです。この作品はアニメ化をはじめ、最近では実写化までされた大ヒット作で、地方の高校を舞台にした日常ミステリの作品になっています。ちなみに僕はアニメから氷菓に入っていった人間で、実写化の方はアニメの世界観を崩すのが個人的に嫌だったことと、そもそも実写自体をあまり見ない人間なので見ていません。実写化が嫌いなわけではなくてですね、あくまで見ないだけなので悪しからず。実写化についての超個人的な意見はまた別の機会に書いていこうと思います。

 さて、前置きが長くなりましたが、まずは選んだ理由ですね。第1回目に選んだ理由は1つだけ! 好きだからです!(伝わってくれこの熱量!!)もはや青春の1ページという感じです。先述した通り、僕はアニメを先に見て原作を読み始めたタイプの人間なのですが、「それならアニメで良くない?」という意見が聞こえてきそうですね。しかし氷菓は原作を読むことをお勧めします。というのはですね、氷菓が最も優れているのは「キャラ同士の会話」だからです。もっと通っぽく言うならキャラ同士の掛け合いとかそんな感じですかね。氷菓に関して特筆すべきなのはもう

 「キャラ同士の会話」

 これです。ミステリ小説なので主人公の謎解き要素は欠かせないのですが、米澤先生が描くウィットに富んだ会話や掛け合いを16才の少年少女が行っているのが氷菓の最も面白い部分だと感じます。

 「え? キャラ同士の会話が魅力ならなおさらアニメが良くない?」と思ったそこのあなた。ここからが原作推しの真骨頂です。超個人的に「キャラの会話」を推している僕ですが、そんなキャラの会話をさらに引き立てていくのがキャラの関係性です。そう、このキャラの関係性、もっと言うならキャラのパーソナルな部分まで踏み込んでいくことが出来るというのが原作を読むべきポイントなんですよ。そんなキャラの関係性、詳しい内容は(まだ読んでいない人は)是非とも『氷菓』シリーズを読んでほしいので語れませんが、シリーズ全編を通して男女2人ずつの計4人がメインキャラクターとして登場しますとだけ言っておきましょう。

 さて次は、アニメがあまり好きではない、もしくは「アニメ化しているなんてライトノベルじゃないか!」というライトノベルがあまり好きではない人へ向けて言いたいことがあって、それは

「安心してください! 私が保証しますよ!」

ということです。アニメやライトノベルが苦手だという人に向けてゴリゴリのライトノベルを薦めることはしませんが、『氷菓』に関して言えば初めの映像化がアニメだったというだけの話であって、中身自体は大衆小説そのものです。ハーレム作ったり異世界転生したりというのはないのでご安心ください(ハーレムも異世界も個人的に好きな作品はありますけどね!今全然関係ないけど!)。

 最後に、長々と『氷菓』シリーズについて語ってきましたが、結局は読むのが1番手っ取り早いです(当たり前だけど)。僕の記事を読んで「『氷菓』読んでみようかな……」と迷ってくれた人は、記事の下に広告を貼っておくので是非買ってください!

しかし!

・行きつけの本屋がある

・友達が持っている

・まだ買って読むほどではない

という方は迷わずに記事を閉じましょう! 僕が貼っている広告は普段本屋に行かない人向けに貼っているだけなので、ここで迷って決断するよりは一度寝かせて考える方が良いかもです。

面白い本を多くの人に紹介して感動を共有したい! 今回はこれで以上!

またねっ!